浄土宗の本山知恩院へ行ってきました
境内の紹介や観光案内は他の方にまかせて参拝者の体力を奪う(笑)過酷な石段を中心にお送りします。バリアフリー化がされてない武骨なところが昔ながらの佇まいを残し、静かで落ち着いた空気が境内をただよいます。京都の町並みを見下ろす別世界のような感覚を味わえます。
知恩院新門▼
広い道路に面しており、ここから知恩院巡りが始まります。門の間から小さく見えるのが三門です。
巨大な門すらも遠くに見えるほど境内は広く敷地面積約7万3千坪です。
三門(三解脱門)▼
国宝の三門は日本最大の木造門で(高さ24メートル、横幅50メートル)「華頂山」という山号額だけで畳二畳分の大きさがあります。
三解脱とは空(くう)、無相(むそう)、無願(むがん)の三つの悟りの境地を意味しており、元和7年徳川秀忠によって建立されました。見上げるほどの大きさです。
男坂▼
いきなり難所の男坂。山門をくぐった直後に急勾配で一段一段の段差が激しい石段が続きます。
男坂とは言いますが、男性は必ずこちらを登らないといけないという決まりがあるわけではありません(笑)
写真で見るよりかなり厳しいです。訪れた日は8月21日時刻は朝の9時ですがやめときゃよかったと後悔するくらい汗をかきました…
女坂(女人坂)▼
男坂に比べるとスロープのような感じで難易度が低いので男性も夏場はこちらを登ることをおすすめします…女坂を男性が登ったって誰も笑いませんよ!
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男坂を登った直後の衝撃▼
ここまでタクシーで来られたなんて…(三門の前が広い道路になっていたので薄々気づいてましたが)
無料のシャトルバスも三門(和順会館当たり)から出てますので意地になって無理をなさいませんように(笑)
本尊の阿弥陀如来像が祀られている阿弥陀堂▼
お仏壇の中の阿弥陀様は浄土宗、浄土真宗ともに立っていますが知恩院の阿弥陀様は座っています。さすがに中まで撮るわけにはいかないので遠くから。
御影堂は工事中▼
平成23年から解体が始まっており平成31年に完成予定です。
大鐘楼▼
鐘は寛永13年(1636年)鋳造。高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ70トンで日本最大級。1年に3回、1月の成人祝賀式、4月の御忌大会(ぎょきだいえ)、大晦日の除夜の鐘の時に打ち鳴らされます。
除夜の鐘は17人がかりで盛大に撞かれ、息を合わせる練習の試し撞きが12月27日に行われます。ゆくとしくるとしでも定番の場所です。
かなり高いところにあります。知恩院はとにかく階段が多いです…
大鐘楼への道▼
法然上人像▼
いわずと知れたお念仏の教え浄土宗の開祖法然上人。この先の石段は御廟へ続きます。おそらく知恩院で一番高いところです。
長い石段の先に御廟があります。▼
帰り道で見かけた奉仕団の子供たち▼
なんと男坂を駆け上るタイムアタックをしています…
君らすごいわ!
黒門から続く道▼
三門につきあたって左側にある道。距離は長いですが男坂よりは楽です。新玄関や法然上人御堂(集会堂)へはこのルートから行った方が近いです。
石段が急だというのは噂では聞いていましたが、観光案内にはあまり書いてないような気がしましたので境内の見どころとともに紹介しました。なんだか楽することばかり書いてしまいましたが…私は凡夫なのでご容赦ください!
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…
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