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浄土真宗のお宮参り初参式

浄土真宗的お宮参り初参式

お寺なのにお宮参りとはおかしな表現ですが^_^;
浄土真宗式の赤ちゃん誕生を祝う儀式を紹介します。

まず神社で行うお宮参りとは?

赤ちゃんが無事に生まれて初めて産土神(うぶすながみ)に参詣し土地の一員と認めてもらうとともに健やかな成長と長寿を祈る行事のこと。
お宮参り
神社で産土に祈るということは早い話が神式の儀式です。

では浄土真宗では子供の誕生を祝う行事ってないのでしょうか?
なんとなく慶事は神社、弔事はお寺というイメージがありますが笑

浄土真宗では初参式(しょさんしき)といいます

初参式
子供が生まれたことをよろこび、所属のお寺に初めてお参りをし阿弥陀様とのご縁の始まりとする儀式となります。

人身受け難し、人として生まれることは大変難しく尊いことです。生まれた子供と両親とが一緒に御本尊の前で手を合わせ、阿弥陀様に尊い命の誕生を報告する意味もあります。

別名、初参り(はつまいり)ともいいます。
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浄土真宗の初参式の服装や持ち物は?

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初参式の服装には決まりはありませんが御本尊の前で恥ずかしくない格好で参列しましょう。

ビジネスくらいの服装に門徒式章(肩衣)があれば言うことなしです。お勤めがありますので念珠は忘れないようにしましょう。

赤ちゃんの服装は夏は涼しい服装、冬は暖かい服装など過ごしやすい服装でかまいません。

初参式をする時期は?

初参式の時期
生後100日くらいから1歳未満くらいが望ましいとされてきましたが、赤ちゃんと母親の体調が落ち着いた時期にお寺と相談して決めたらよいでしょう。

報恩講や永代経の時期に複数の家族で一斉に行われる場合もあります。詳しい時期はお手次のお寺にお問い合わせください。

浄土真宗の初参式御布施や懇志の金額は?

御布施の相場
お寺の各種行事の日に複数の家族が同時に初参式を受けられる場合、こちらはあらかじめ金額が決まっていることもあります。

単独で初参式を受けられる場合、記念品の贈呈や記念撮影などがあると仮定すると一万円くらいお包みした方がよろしいでしょう。

慶事なので紅白や黄白、または無難に無地の封筒に「初参式 懇志」と表書きしてお包みします。
単に「御布施」でも問題ありません。

※神社のお宮参りには「初穂料」等と表書きしてお包みしますが、加持祈祷の意味がありますので浄土真宗ほか仏教系では使いません。

浄土真宗の初参式 最後に

参列は子供と両親だけでなくご縁のある方は誰でも参加して頂いて結構です。
家族揃って阿弥陀様の深い慈悲と智慧に見守られ絶えることのないご縁を結んでください。
参考になれば幸いです。

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