近年の住宅事情の変化によって新築しても仏間のないおうちやマンションに住まわれる方が増えたこともあり、お仏壇を納める空間がないことも珍しくはなくなってきました。
東本願寺用三つ折り本尊
より多くの方に手を合わせてもらうことを目的に東西本願寺では本山や各地の別院でコンパクトな三折本尊をお受けすることができます。(写真は東本願寺用で仏壇店でも求めることはできます)仏具の大きい小さいにかかわらず飾り方は基本的に写真のような三具足の順番を崩さないようにします。
他の宗派でも仏像やご本尊の掛け軸を専用の掛け軸立てで飾り、宗派に合わせた仏具を用意することでミニ祭壇の様な形式でお参りすることができます。お参りの作法は通常のお仏壇と変わりません。小さくてスペースを取らないので、家具や棚の上などお給仕のしやすい場所に安置しましょう。
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宗派を問わない手元供養も増えてきています
マンション向きの少ないスペースでコンパクトにお参りができるタイプの家具調仏壇です。宗派別のご本尊はお迎えせず、故人の写真や位牌に手を合わせます。祥月命日にはご家族、親戚で故人の前に集まり手を合わせましょう。持ち運ぶのが簡単なので引越しの多い方にオススメです。
昔ながらの形の小さいお仏壇
小さいですが仏壇仏具の形は本格的です。お迎えするご本尊と仏具を宗派によって代えることによって、どの宗派でもお参りできるようになっています。(上の写真のお仏壇はご本尊が舟阿陀なので浄土宗用です)仏式で葬儀をされ戒名を頂いた方にはやはり小さくてもお仏壇らしいタイプがいいのではないでしょうか。
年忌法要などの法事はセレモニーホールやお寺ですることも多くなってきましたが、その際もおうちのお仏壇はお供え物をしましょう。故人の好きだったものをお供えするといいと思います。またお盆用には小さい提灯もありますので飾るとぐっとお盆の雰囲気が出て趣があります。
参考になれば幸いです。
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