テガール液を使って簡単に仏具を磨く方法をご紹介します。
真鍮製品の仏具は空気に触れているとどうしても黒っぽく変色してしまいお磨きが必要になります。
年末やお盆前の仏具磨きと言えば金属磨きの液体を布につけてゴシゴシと力いっぱいこすって綺麗にしたものですが、こちらの商品を使えば少ない労力で仏具の輝きを取り戻すことが出来ます。
テガール液
こちらの商品テガール液はなんと水につけて仕上げ拭きをするだけ!彫り物の間に粉が詰まってしまうなんてこともありません。
テガール液の内容
テガール原液100CC、スポンジ、テガールダスター(布)、説明書
まずはお磨き液作り
テガール原液100ccに対して水3000cc
(テガール液をボトル丸ごと一本に対して2Lペットボトル1本と半分の水の量です)
※原液を直接かけてみたところ妙に白光りしてしまい、仏具を傷めてしまう可能性がありますので注意しましょう。
原液に仏具を水没させます
作った液体の中に仏具を浸けこみます。真鍮製の仏具のみです。金メッキ加工してあるものはやめておきましょう。
あらかじめホコリは落としておいたほうがよさそうです。液が黒ずんでしまって見た目がよくないです。また西本願寺や禅宗用の黒っぽい仏具も浸けてはいけません。
浸ける時間は3分以内で
まだきれいな仏具を洗う場合は10秒ほどでも大丈夫です。金属磨きの粉が詰まってしまった彫り物の溝は付属のスポンジよりも歯ブラシでこすったほうがきれいになりそうです。
長い時間浸けて放置しておくと赤くなってしまうので注意!
1時間くらい浸けておくとおくと 最初は不気味な白光りをした状態になります。(それはそれできれいかもしれません)
3時間放置すると写真のように赤くなってしまいますのでご注意ください。ここまで行くと金属磨きで削り落とすしかありません。
すすぎ洗い~乾燥
きれいな水で液を念入りに洗い流しましょう。液が残っているとその部分だけマダラになってしまいます。タオルなどで水気をとってしばらく乾燥させます。
テガール液 仕上げ磨き
これだけでもかなりきれいになりますが、付属のテガールダスターという布で仕上げ磨きをしましょう。光沢が全然違います。
テガール液での仏具磨き 完成
表面がつるっとした仏具はもちろん、彫り物が多い仏具(西本願寺の菊輪灯、東本願寺の鶴亀)をお磨きする時に本領を発揮してくれそうです。
説明書には書いてないこと
実は何度も使えます一度使ったからと言って捨ててしまうのは勿体ないです。流してしまわずにペットボトルなどに保管しておけば3回くらいは使えそうです。液体が黒くなっても洗浄力には影響ありませんでした。
何年もお磨きせず、あまりにも黒ずんでしまった仏具にはちょっと液の効き目が薄いようです。年2回お盆前とお正月前などに継続してやるときれいで長持ちするような気がします。
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研磨剤を含んでいないので仏具の彫り物が擦り減らないところもありがたいです。
仏具をお磨きし、お仏壇の中を掃除してお盆を迎えましょう。参考になれば幸いです。
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