お盆に行う 迎え火、送り火とは?
お盆にご先祖があの世から帰ってくる目印に焚くのが迎え火、逆に迷わずあの世に帰ってもらうために焚くのを送り火といいます。どちらもお盆の大事な習慣ですが、初盆などで送り火迎え火をはじめてする場合どうしたらいいかかわかりませんよね?基本的な説明と簡単に行う方法を紹介します。
お盆の送り火、迎え火いつやればいいのか?
7月盆、8月盆ともに13日の夕方に迎え火、16日の午前中に送り火を行います。基本的に玄関先で行います。
昔ながらの方法で行うとすると、菩提寺まで提灯を持っていき、そこで火種を頂いてこないといけません。ですがその方法は少なくなってきています。
お盆の送り火、迎え火が簡単にできる商品
その名もそのまんま「お盆の迎え火・送り火」です。必要なものが一式揃っており、オガラや焙烙を別個で用意するよりも簡単に行うことが出来ます。火力控えめでオガラの長さを誤って火柱が立ちすぎたということもなく安心です。仏壇屋さんやホームセンターで購入することが出来ます。(600円)
送り火、迎え火セットの中身
・陶器のお皿(直径10cmくらい)
・オガラの代わりに繊維×2(迎え火、送り火それぞれ1回分)
・マッチ
説明書の手順通りにやっていきます
簡単送り火迎え火セットお皿に繊維をセット
一見タダの毛糸ですが蝋か何かで固めてあります。飛び散らないようにするのと火力を抑える働きがあるようです。バケツに水をはって消火の用意も予めしておきましょう。くれぐれも燃えやすいものの近くではやらないようにしてください。
簡単送り火迎え火セット火をつける
オガラのような木片と違って付属のマッチ一本で簡単に着火することができました。ちょっと迫力には欠けますが、これくらいの炎ならマンションのベランダでも可能ではないでしょうか?強めの風が吹いていましたがお皿がすり鉢状になっているので燃やしている繊維が飛んでいくようなこともありませんでした。
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簡単送り火迎え火セット燃え尽きるまで約4分
燃えカスが飛び散ったりすることなく静かに燃え尽きました。充分ご先祖様に手を合わせる時間もありますし、般若心経なら唱え終えられる余裕もあります。お皿はかなり熱くなっていますので注意しましょう。素手で触るの厳禁です。
簡単送り火迎え火セット最後は水をかけて終了です
迎え火は終了ですが、送り火にも使いますのできれいな状態でお皿は保管してきましょう。
たいまつを使ってもう少し本格的にするなら
迎え火送り火はご先祖の魂を迎え、お見送りするための大切な行事です。今回どこでもできる簡単な方法をご紹介しましたがご先祖様への敬いの心は簡単にすまさないようにしましょう。参考になれば幸いです。
送り火迎え火の用意が終わったら今度はおうちの中のお盆用の祭壇(盆棚)の用意もしましょう。
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