何かと忙しく悲しみに暮れる余裕もない葬儀ですが、忘れずにやっておきたいことがたくさんあるので注意しましょう。
事務の引き継ぎ
葬儀が終わったら世話役の方から事務の引き継ぎをします。葬儀関連費用の一部(細かい事務用品、お茶代など)を立て替えている場合がありますのでその点を確認して清算しましょう。またこの時忘れずに以下のものを受け取っておく必要があります
会葬者名簿
香典帳
香典
お供え物、供物帳
弔電
各種領収書
支払やお礼全般
僧侶へのお布施、世話役など葬儀に際してお世話になった方々へもお礼をします。
葬儀社や業者への支払は明細書、請求書をよく確認してからにしましょう。
後日の挨拶回り
主な会葬者や、個人がお世話になった方にお礼のご挨拶に伺います。服装は礼服または地味目な服装が望ましいですが、ビジネスの格好なら間違いがありません。(ネクタイは派手なものは避けましょう)寺院、故人がお世話になった方、ご近所の方へのご挨拶も忘れないようにしましょう。
礼状を出す
会葬礼状文例
亡父 ○○儀
葬儀式に際しましてはご多用中のところご会葬いただき、
ご丁重なるご厚志を賜り、ご芳情の程誠にありがとうございました。
早速お伺いの上お礼申し上げるべきところ
略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます。
○○年○月○日
喪主 ○○○○
外 親戚一同
※浄土真宗では告別式とはいいませんので葬儀式とすると各宗派向けとなります。
弔電への礼状文例
○○の候
ますますご清祥のこととご推察いたします。(お慶びは一応さけます)
させ先般 父○○儀 死去に際しましては
ご丁重なるご弔電をいただき、誠にありがたく
厚くお礼申しあげます。
早速拝眉の上お礼申し上げるべきところ
略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます。
喪主 ○○○○
外 親戚一同
香典返し
香典返しには葬儀の当日にお渡しする場合と忌明け法要後に挨拶を兼ねてお渡しする場合があります。日用品を贈る事が多いようです。おおよその相場は香典の金額の1/2~1/3くらいの品物を贈るのが一般的です。
各種手続き名義変更
銀行、クレジットカードの解約
納税義務消滅申告
生命保険の保険金請求
相続税の申告
土地建物の名義変更
etc
心身ともに疲れ別れを惜しむ暇もないとよく聞きますが参考になれば幸いです。役所関係や保険関係は期間が短いものもありますので特に置きをつけください。
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