真宗大谷派の別院である高須別院
岐阜県海津市にある高須別院二恩寺。道路に立てられている大きな看板に誘われてお参りさせていただきました。
大垣別院と並んで岐阜県西部地方の布教の拠点となっている真宗大谷派(東本願寺)の別院です。明治の頃に隣の三重県の桑名別院本統寺から独立して高須別院二恩寺となったそうです。(距離的には大垣別院の方がかなり近いような気がしますが…)
高須別院本堂
石段があり境内が少し高いところにあります。木曽三川地域は土地の海抜が低く昔から水害に悩まされてきたため、水から本堂を守るために作られたのでしょうか?
高須別院境内の大銀杏
境内に立っている銀杏の巨木。浄土真宗と銀杏の木には何やらご縁があるようです。西本願寺の本山には水吹きの銀杏という巨木がありますし東本願寺の大阪教区の会報が銀杏通信(ぎんなんつうしん)です。冬の時期なので葉はありませんが、葉のある時期はかなり立派でしょう。
親鸞聖人像と蓮如上人像
本堂向かって右側に親鸞聖人像、左側に蓮如上人像があります。中央本堂の奥にご本尊の阿弥陀如来がいらっしゃるので、お仏壇と同じ配置です。
高須別院の梵鐘
梵鐘は宝永二年(1705年)に鋳造されたもの。太平洋戦争時の金属類供出の際にも由緒あるものということで残されたということです。
お参りさせて頂きました
本堂に向かってご本尊にお参りさせていただきました。南無阿弥陀仏
高須別院寺務所
水鉢と石灯篭。奥に見える建物が高須別院寺務所です。反対側の奥の方には滑り台などの子供向けの遊具が設置されていました。広く門戸が開かれたお寺のようです。
そういえば私も子供の頃、近所のお寺の境内でよく遊ばせてもらいました。蝉を採ったりアリの巣をほじったり…今考えるとお寺で殺生しまくりでしたが^_^;
他にも永代経や報恩講のお参りだけでなく、定期的に落語会やコンサートが催されます。是非足をお運び下さい。
浄土真宗の別院探訪は東京の築地本願寺(西本願寺)に続いて二件目です。できる限りまわって全国コンプリートを目指します!
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